これは、私の息子のデビュー(デビュタント debutante)のレポートです。
デビューと言われると歌手デビュー、プロとして何かの初舞台に出場するような意味ですよね。
そうです。子供たちが大人になり、社会にデビューしていくという古き良きヨーロッパのしきたりです。オーストラリアのDeb(デッブ)についてご紹介しましょう。
目次
デビュタント(Debutante)とは
Wikipediaによると、『デビュタントとは、フランス語のdébutanteで、初心者、初舞台の人、年若い、若々しいの意味で、西欧諸国、アメリカ大陸諸国、オーストラリア、フィリピンなどのキリスト教国で、18歳から20歳の上流階級や貴族の娘で、初めて正式に社交界にデビューした者をさす』と書いてあります。
何のことやらさっぱりわかりません。
これを何度読んでも理解できないので、英語のホームページをいくつか読んでようやく理解できました。
周りの人にも確認し、やった理解できました。
わかったことを書きに箇条書きにし説明します。
- オーストラリアでは、ほとんど実施されなくなった古き良き伝統、しきたり
- オーストラリアでDebを実施する高校は珍しい
- 元々、上流階級の若い女性が結婚できる年齢に達したと社会に紹介される仕来り
- オーストリアでは、成人式のような位置づけ
- オーストラリアの高校が企画し11年生(Year11:日本の高校2年生に相当)の頃に実施
- 女子高生は、ウエディングドレスのような衣装を着るがベールはない
- 男子高校生は、黒いスーツにネクタイ
- 家族、親友がチケットを購入し、食事をしながらダンスを見る
- 子供の成長を喜び、ハッピーな人たちが集まる
- どの参加者もドレスアップし、特に女性はセクシーな衣装で参加
- 憧れのイベント
これがメルボルンのBanyule Councilという地域で実施される高校のイベントです。
デビューでダンスする生徒が招待した人たちだけが参加できます(参加費は、各自負担$95)。
ダンスする生徒も、参加費$500を払います。
デビュー当日自宅で小パーティと記念撮影・リムジン移動
滅多にないイベントなので、参加者全員を家に招待し、写真撮影会を実施。
子供たちが、大人以上にエンジョイ。ちょっと「負けている感」いっぱいです。
デビュタント・スケジュール
18:30 会場到着
(約700人参加)
19:00 ウェルカム・スピーチ、前菜(食事)スタート
20:00 デビュタント開始、パートナー同士で入場、ダンス(第一部)
21:15 メインコース(食事)、家族・父兄ダンス、記念撮影(家族写真)
22:15 ダンス(第二部)
22:30 デザート・珈琲・紅茶
24:00 デビュー終了
注意ポイント
- 子供とダンスできる時間があります。
- 娘さんが参加していたらお父さんとダンス。
- 息子が参加していたらお母さんとダンスです。
- その後、誰でもダンスできるダンスタイムもあります。
デビュー招待されたら
留学、ホームステイ中、身内からデビューに招待されたら、迷わず、即 "Yes, thanks a lot!"と言って参加しましょう。
男性はスーツならどんなものでもOK。
女性は、身体のラインが出て、露出度の高いドレスが多いです。
衣装がなければ借りればいいんです。
レンタルしなくても、周りで貸してくれる友達もいるでしょう。
オーストラリアでもほとんど実施されなくなった古き良き仕来りなので、絶対参加しましょう。
ほとんどのオーストラリアの学校では、デビューではなくフォーマルというイベントが実施されているようですが、デビューの方が格式が高く貴族のような雰囲気を味わえます。
デビュー参加費
このデビュー参加費は95ドルで食事コースと飲み放題(ビール・赤白ワイン)。
各学校のデビューで料金も異なるでしょう。
全然知らない人のデビューには参加できません。
会場の出入り口には、バー同様、セキュリティのガードマンが数名立っています。
お子さんの学校でデビューの募集があったら
迷わず、即、申込です。
お父さん、お母さんは、Year11が近づく前にお子さんに入れ知恵しておきましょう。
募集人数がわずかなので、恥ずかしがったり悩んでいる暇はありません。
まとめ
- お父さん、お母さん、兄弟や祖父母で参加し、一生の想い出を作りましょう。
- ご両親にとっては、子供の成長を喜び、子供とダンスフロアーで想い出のダンスも。
- 参加枠があれば仲良しさんも招待してもらえるかもしれません。
オーストラリアでこんなイベントがあるなんてなかなか想像もつかないですね。
国際結婚されている方には、こういうイベントに招待される可能性はありますよ。