あれですよね。うちの子、大丈夫かしら
学校から「シラミが出ました。注意して下さい」という手紙やメールが回って来るんです
パパ・ママの初めての育児で慌てますよね。僕のシラミ駆除経験と対策をご紹介しましょう。
目次
頭シラミとは
シラミとは、頭髪に住む小さな寄生虫です。
皮膚から血を吸い、かゆみを起こします。
人間以外、つまり動物には寄生できないので、人間の頭髪にだけ生息し、血が吸えないと2-3日で死ぬそうです。
誤解しないようにしたいのは、不潔だからではなく、清潔にしていてもシラミをもらってきます。
シラミの一生
頭髪に米粒のように卵が引っ付いており、7~10日でシラミの幼虫が卵から出てきます。
英語では、卵が孵ることをハッチ (hatch)と言います。
1~2週間で成虫となり、約1ヶ月生息。
また、卵を産む・・・というサイクルを繰り返します。
ヘッド ライス (head lice)・ニッツ (nits) が英語のシラミ
ライスだと、ご飯のライスのように日本人なら発音してしまいますが、オーストラリア人には
- RICE (お米 : 下を巻いて発音)
- LICE (シラミ : 前歯に舌を着けて発音)
を区別しましょう。頭にお米(Rice)が生息していると言わないように。
シラミがいると疑う
シラミがいるのではと疑う子供の行動
子供を見ていると頭をポリポリかいています。それも頻繁に。
そう言われても、普通の行動過ぎてわかりませんよね。
僕のようにお父さんなら、尚、鈍感。
「またかよ~。めんどくさいな~」と思う瞬間です
シラミがいるのか確認する方法
小さくてわかりづらいのでよく観察します。
僕(お父さん)の経験をシェア
- 明るい所で確認する。夜なら明るい電灯の下へ。昼なら外に出て直射日光に当たる所で見ると見つけやすいです。
- どこが痒いか聞いて、髪の毛を両方に引っ張り皮膚が赤くなっていないか髪の生え際を見ます。
- 髪の毛に「フケ」が付いているのか、「シラミの卵」か慣れるまで判別が難しいので、指で触ってみり、指でフケを弾き飛ばすようにしてみます。
- 小さな白い粉みたいなのが直ぐに動くならフケです。
- 爪と爪で挟むようにして、かなりしつこくやっても取れないなら卵の確率大。
というか、シラミの卵です。 - 見た瞬間にシラミ!とわかることもあります。
シラミ駆除
薬局に行くとシラミ駆除の薬が売られています。
日本では・・・
オーストラリアでは・・・
僕が使ったのは、これ。
駆除するための櫛が売られていたり、薬を買った時にキットとして同梱されているものもあります。
櫛は、小さい卵(約0.5ミリ)を取り除けるように隙間が非常に細くなっています。
オーストラリアのシラミ駆除剤の使い方
購入される時にいろいろな種類があり、迷われるでしょう。
薬局の人に相談する。
子供の頭を見てもらうなど、ひとりで悩まず相談しましよう。
オーストラリアは、フレンドリーな店員さんばかりです。
若い店員さんより、育児経験のありそうな店員さんを捕まえると、より経験者としての相談に乗ってもらえるでしょう。
上の赤いパッケージの駆除剤は、液体です。
卵を孵化させないようにするのが目的なので、卵にしっかり届かなければなりません。
塗り残しがあると全滅させられないので、すべての液体を使い切るくらい塗って下さい。
念のため、ご自身でも説明書をお読みください。
わからない点があれば、Google翻訳に入力してみましょう。
もしも、一度で駆除できなければ、タイミングを見計らって、第二駆除作業が必要な場合もあります。
なので、余計な仕事を作るシラミは、結構、腹立たしいです。
シラミ駆除に準備しておきたいもの
- タオル(首・肩に載せておく・予備)
- ペーパー・タオル
- ティッシュ
- ゴミ箱
シラミ駆除と同時にする必須アクション
面倒なのですが、お子さんの頭髪駆除だけでは不十分です。
当然ですが、
- 枕カバー
- シーツ
- 布団カバー
- タオル
- 帽子
- 衣類
にもシラミが付着しているかもしれません。
60度のお湯(熱処理 約10分)分で卵を撃退できます。
洗濯機で60度の設定ができると良いですが、できない場合は、一旦バケツに駆除したいものを入れ、お湯につければどうでしようか。
私は、主夫なので詳しくないですが、主婦の皆さんの方が詳しいでしょう。
乾燥機60度で30分という方法もあります。
衣類が縮まないよう注意して下さい。
シラミをもらってくるルートと傾向
我が家は、息子、娘がいますが、娘の方がシラミをもらってくる頻度が多かったです。
幼稚園や小学校低学年では、よそのお子さんと遊び、ハグしたり、何らかの理由で頭や頭髪が近くなったり、くっついたりで、シラミをもらう確率が高いようです。
タオルや帽子を経由してシラミをもらう確率も否定できません。
子供は、いろんなものを床に置く/落とすので、帽子→床→帽子と経由して、もらってくるのかもしれません。
友達の家に泊めてもらうスリープ・オーバー(sleep over)もオーストラリアではごく普通のことなので、お友達の家のベッドに寝て、シラミをもらってくるかもしれませんね。
参考
- スイミングプールでは、帽子をかぶっていますし、このルートではシラミはもらわないようです。
- 普段からシャンプーをして清潔にしていても、40℃くらいのシャワーでは、シラミは死にません。
まとめ
普段から清潔にしていても、どこかでシラミをもらってきます。
キンダー(幼稚園)、学校から連絡が回ってきますが、そんな段階では遅いかもしれません。
やはり、お父さん・お母さんが、子供が頭を書いていたら直ぐにチェックすることです。
この光景を見ると、親猿が子猿の頭をチェックしているようで、お猿さんになった気分になり、笑えます。